- POSレジって聞いたことはあるけど、実際どんなものなの?
- 導入するとどんなメリットがあるの?
- 選び方や価格は?
そんな疑問をお持ちの方に向けて、今回はPOSレジの基本情報から導入までを徹底解説いたします。
この記事を読めば、以下のようなことがわかります:
- POSレジの基本的な仕組みと機能
- POSレジ導入のメリットと業務効率化の可能性
- 業種別におすすめのPOSレジ比較ランキング
- POSレジ選びのポイントと価格相場
- 導入から運用までの流れと注意点
POSレジは、単なるレジスターではありません。販売データの管理や分析、在庫管理、顧客管理など、店舗運営に欠かせない多くの機能を備えた強力なツールなんです。
効率的な店舗運営と売上アップを目指す経営者の皆様、ぜひこの記事を最後までお読みください。きっと、あなたの店舗にピッタリのPOSレジが見つかるはずです。
関連記事:タブレットPOSレジの無料導入ガイド|初期費用0円で店舗運営を効率化!
POSレジの読み方と基本情報:「ポスレジ」って何?
POSレジ、これは「ポスレジ」と読みます。ここでは、POSレジの基本情報について説明していきます。
POSの意味を紐解く
「POS」は「Point of Sale」の略称で、日本語では「販売時点」や「販売店舗」を意味します。つまり、POSレジは「販売時点管理のためのレジ」や「販売店舗で使用するレジ」といった意味合いを持つんです。
英語での呼び方
英語圏では、POSレジのことを「POS register」や「POS terminal」と呼ぶこともあります。
日本語での他の呼び方
日本では、POSレジ以外にも以下のような呼び方があります:
- POSターミナル
- POSシステム
ただし、これらの用語はPOSレジを含むより広範なシステムを指す場合もありますので、ご注意ください。
「POS」の読み方
「POS」単体の場合は「ポス」と読みます。例えば:
- POSシステム → ポスシステム
- POSデータ → ポスデータ
このように読むのが一般的です。
関連記事:POSレジとは?簡単に導入できる?基本概念からメリット・選び方までPOSレジとは?販売時点情報を管理する賢い機器
POSレジについて、もう少し詳しく説明していきます。POSレジは、実はかなり優秀な機器なんですよ。
POSの意味を深掘り
POSは「Point of Sale」の略で、日本語では「販売時点情報管理」を意味します。つまり、商品が販売された瞬間にその情報を管理するシステムのことなんです。
POSレジの構成要素
POSレジは、以下のような機器で構成されています:
- バーコードスキャナー
- タッチパネルディスプレイ
- レシートプリンター
これらがコンピューター化されたレジスターとして一体となっているんです。まさに、店舗の頼もしい味方ですね。
POSシステムとPOSレジの違い
ここで少し注意が必要です。POSシステムとPOSレジ、似ているようで実は違うんです。
- POSシステム:販売情報を管理するためのソフトウェア
- POSレジ:そのシステムを搭載したハードウェア(機器)
つまり、POSレジは POSシステムを実際に動かす「体」のような存在なんです。
POSレジとレジスターの違い:進化した販売管理システム
POSレジと従来のレジスター、一見似ているようで実は大きな違いがあるんです。ここでは、その違いについて詳しくご説明いたします。
従来のレジスターの機能
従来のレジスターは、主に以下の機能に特化していました:
- 金銭の授受
- 計算
つまり、お金を受け取って、おつりを計算する。それが主な仕事だったんですね。
POSレジの多彩な機能
一方、POSレジは従来のレジスター機能に加えて、さらに多くの機能を持っています:
- 販売情報の管理と分析
- 在庫管理
- 顧客管理
これらの機能により、お店の運営をより効率的に、そして戦略的に行うことができるんです。
ネットワーク接続による一元管理
POSレジのもう一つの大きな特徴は、ネットワークに接続できることです。これにより:
- 複数の店舗の情報を一元管理
- オンラインストアの情報も統合管理
が可能になります。まさに、現代のビジネスに欠かせない機能と言えるでしょう。
POSレジが従来のレジスターとは一線を画す、進化したシステムであることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
POSレジの歴史:アメリカ生まれの革新的システム
POSレジの歴史について、少しご紹介させていただきます。実は、このシステムには興味深い経緯があるんです。
POSレジの誕生
POSレジは、1970年代にアメリカで誕生しました。当時としては、かなり革新的なシステムだったんですよ。
初期の導入先
最初にPOSレジを導入したのは、大手スーパーマーケットでした。主に以下の用途で活用されていました:
- 在庫管理
- 販売データ分析
これらの機能により、店舗運営の効率化が図られたんです。
技術進歩による進化
その後、コンピューター技術の進歩に伴い、POSレジも進化を遂げていきました:
- より高機能に
- より使いやすく
こうした進化により、POSレジの利用がどんどん広がっていったんです。
様々な業界への普及
現在では、POSレジは以下のような様々な業界で活用されています:
- 小売業
- 飲食業
- その他多数の業界
POSレジは、まさに店舗運営に革命をもたらしたシステムと言えるでしょう。
POSレジの歴史を知ることで、このシステムの重要性がより理解できたのではないでしょうか。
POSレジの主な機能
売上機能
POSレジは、商品の販売情報を記録し、売上を管理する機能を持っています。日別、週別、月別などの売上レポートを自動で作成できます。
商品管理機能
商品のバーコードを読み取ることで、在庫の増減を自動で管理できます。また、売れ筋商品や死に筋商品を分析し、仕入れや販促に活用できます。
顧客管理機能
会員カードと連携することで、顧客の購買履歴や属性情報を管理できます。この情報を元に、個々の顧客に合わせたサービスや販促を行うことができます。
ECサイト連動機能
オンラインストアと在庫情報を同期させることで、在庫切れを防ぎ、販売機会を逃さずに済みます。また、オンラインでの注文をPOSレジで処理することもできます。
勤怠管理機能
従業員のシフト管理や勤怠管理をPOSレジで行うことができます。労務コストの削減や、適正な人員配置に役立ちます。
POSレジを使う5つのメリット
関連記事:POSレジ導入のメリットとデメリット:消費者(客)と店舗に与える影響①多店舗やオンラインでの売上の一元管理
POSレジを使えば、複数の店舗やオンラインストアの売上を一元管理できます。売上データを自動で集計し、レポートを作成できるため、経営判断がスピーディーになります。
②業務の効率化
POSレジは、売上管理や在庫管理、発注業務などを自動化することで、業務の効率化を図ることができます。従業員の作業負担を減らし、生産性の向上につながります。
③顧客満足度の向上
POSレジを使って顧客情報を管理することで、一人ひとりの顧客に合わせたサービスを提供できます。また、会計処理の高速化により、レジ待ち時間を短縮できます。
④ 不正行為や人的ミスの防止
POSレジは、売上金の管理や在庫の追跡を自動で行うため、不正行為や人的ミスを防ぐことができます。また、キャッシュレス決済にも対応しているため、現金の取り扱いを減らすことができます。
⑤経営データの可視化と分析
POSレジは、販売データを自動で集計し、可視化することができます。売上の推移や商品別の販売状況など、経営に役立つデータを分析し、マーケティングや商品開発に活用できます。
業種別POSレジ比較ランキング5選
1. スマレジ:飲食店から小売まで幅広い業態に対応
スマレジは様々な規模や業態の店舗に導入できる汎用性の高いPOSレジです。シンプルなインターフェースと豊富な機能が魅力。売上管理や在庫管理、顧客管理などをリアルタイムに把握でき、業務効率化につながります。
料金プランはスタンダード(0円)から用意されており、予算に合わせて選択できるのも嬉しいポイントです。さらに、専用の決済端末「スマレジ・PAYGATE」も提供。キャッシュレスとPOSレジが1台で完結するため、導入コストを抑えられます。
2. POS+:業態特化型の機能が充実
POS+は飲食店向け、小売店向け、美容サロン向けの3種類のPOSレジを提供しています。それぞれの業態に特化した機能を搭載しているため、より効率的な店舗運営が可能です。
例えば、飲食店向けのPOS+ foodならテーブル管理やコース管理、小売店向けのPOS+ retailなら棚卸機能や販促機能など、業務に合わせて必要な機能を利用できます。キャッシュレス端末との連携キャンペーンも充実しているため、お得に導入できるチャンスです。
3. STORES レジ:ネットショップとの連携が可能
STORES レジは、クラウド型POSレジとして人気のサービスです。初期費用・月額費用が0円のフリープランを提供しているため、低コストで始められるのが魅力。
また、STORES が提供するネットショップサービスとの連携により、在庫の一元管理やオムニチャネル販売が可能になります。実店舗とECの両方を展開している事業者におすすめのPOSレジといえるでしょう。
4. CASHIER:スタイリッシュなデザインと柔軟なカスタマイズ性
CASHIERは、飲食店に特化した洗練されたデザインのPOSレジです。シンプルながらも直感的に操作できるインターフェースが特徴。専用端末のレンタルプランでは、月額費用に保守サポートが含まれているため、安心して利用できます。
また、POSレジの設定や機能のカスタマイズに柔軟に対応。店舗の運用に合わせて、きめ細かくシステムを調整できる点も大きな強みです。
5. パワーナレッジPOS:サロン専用の充実した顧客管理機能
パワーナレッジPOSは、美容室やエステサロンなどに最適化されたPOSレジ。 電子カルテ機能により、顧客の施術履歴や好みを写真付きで管理できるため、リピート率向上につながります。
さらに、LINE公式アカウントと連動した予約管理システムで、来店促進も図れます。勤怠管理や目標管理の機能も充実しているため、スタッフのモチベーション向上にも役立ちます。
POSレジ選びのポイントは、自店の業態やニーズに合ったサービスを見つけること。本記事で紹介したランキングを参考に、売上アップと業務効率化を実現するPOSレジを導入してみてはいかがでしょうか。
【2024年最新版】飲食店向けのおすすめPOSレジメーカーランキング10選
美容室経営に!POSレジ厳選ランキング:おすすめ10社を徹底比較
POSレジの選び方:5つのポイントをチェック!
POSレジを選ぶ際は、以下の5つのポイントを考慮しましょう。
①OMO・オムニチャネルに対応しているか
オンラインとオフラインの販売を一体化するOMOやオムニチャネルに対応しているかどうかを確認しましょう。
②発注や在庫、出荷から会員管理まで一元化連携できるか
発注、在庫管理、出荷、会員管理などの業務を一元管理できるかどうかを確認しましょう。
③現行のシステムと連携可能か
既存のシステムとの連携が可能かどうかを確認しましょう。連携できれば、導入コストを抑えることができます。
④コストパフォーマンス
初期費用とランニングコストを比較し、コストパフォーマンスの高い製品を選びましょう。
⑤カスタマーサポートの充実度
導入後のサポート体制が充実しているかどうかを確認しましょう。トラブル時に迅速に対応してもらえるかどうかが重要です。
POSレジの価格:数万円程度から100万円以上するものも
POSレジの価格は、機能や規模によって大きく異なります。小型のモバイルPOSレジであれば数万円程度から、大型の据え置き型POSレジになると100万円以上するものもあります。
また、初期費用だけでなく、保守料やソフトウェアの使用料など、ランニングコストも考慮する必要があります。
POSレジの導入を検討する際、価格は重要な要素の一つです。POSレジの価格は、製品やサービスによって大きく異なりますが、おおよその相場を把握しておくことで、予算の目安を立てることができます。
初期費用
POSレジの初期費用には、ハードウェア(端末、プリンター、キャッシュドロアーなど)とソフトウェア(アプリケーション)の購入費用が含まれます。
クラウド型のPOSレジサービスでは、初期費用が無料または低価格のものもありますが、オンプレミス型の場合は数十万円から数百万円の初期投資が必要となる場合もあります。
月額費用
月額費用は、POSレジのソフトウェアを利用するための料金です。料金体系はサービスによって異なりますが、一般的には以下のような種類があります。
- 固定料金制:機能や端末数に関わらず、定額の月額料金を支払うタイプ。
- 従量課金制:利用した機能や端末数に応じて、月額料金が変動するタイプ。
- 無料プラン:初期費用・月額費用ともに無料で利用できるタイプ。ただし、機能に制限がある場合が多い。
月額費用の相場は、数千円から数万円程度が一般的です。
関連記事:スマレジ導入に関する費用の悩みを無料相談で解消!プラン別料金を徹底解説トランザクション費用
POSレジでキャッシュレス決済を行う場合、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などの手数料(トランザクション費用)が発生します。
手数料率は決済方法や取引金額によって異なりますが、おおむね2~5%程度が相場です。
その他の費用
POSレジの運用にあたっては、初期費用や月額費用以外にも、以下のような費用が発生する場合があります。
- 機器のメンテナンス費用
- ソフトウェアのアップデート費用
- オプション機能の利用料
- サポートサービスの利用料
これらの費用は、サービス提供者によって異なるため、導入前に十分な確認が必要です。
POSレジの導入は、業務効率化や売上管理の高度化に繋がる重要な投資です。価格だけでなく、機能や使いやすさ、アフターサポートなどを総合的に判断し、自社に最適なPOSレジを選ぶことが、店舗経営の成功に繋がるでしょう。
補足:POSレジを使うために必要なコスト
POSレジを使うために必要なコストは、以下の3つに分類されます。
- ハードウェアとソフトウェアの費用
- 導入時のセットアップ費用
- 保守・運用コスト
ハードウェアとソフトウェアの費用は、POSレジ本体だけでなく、バーコードスキャナーやレシートプリンター、ソフトウェアのライセンス料などが含まれます。
導入時のセットアップ費用は、システムの設定や従業員のトレーニングにかかる費用です。保守・運用コストは、システムの保守料や消耗品の交換費用などが含まれます。
POSレジの導入から保守・運用まで
POSレジを導入する際は、以下の流れで進めましょう。
1. 業務の洗い出しとシステム要件の定義
2. POSレジの選定と見積もり
3. 導入スケジュールの作成
4. ハードウェアとソフトウェアの設置
5. システムの設定とテスト
6. 従業員へのトレーニング
7. 本稼働開始
8. 保守・運用
導入後は、定期的なメンテナンスを行い、システムを最新の状態に保つことが重要です。また、従業員のスキルアップを図るために、定期的なトレーニングを行いましょう。
関連記事:開業を控えた店舗必見!失敗しないレジシステムの選び方補助金を活用してPOSレジシステムを導入しよう
POSレジの導入には、補助金や助成金を活用できる場合があります。例えば、以下のような補助金があります。
- IT導入補助金:中小企業のIT化を支援する補助金
- ものづくり補助金:製造業の設備投資を支援する補助金
- 小規模事業者持続化補助金:小規模事業者の販路開拓を支援する補助金
補助金を活用する際は、申請書類の作成や提出期限など、注意点を確認しておきましょう。
補足:POSレジの用語説明
POSレジに関連する用語には、以下のようなものがあります。
- SKU(Stock Keeping Unit):在庫管理単位のこと
- EAN(European Article Number):国際的な商品コード
- JAN(Japanese Article Number):日本の商品コード
- RFID(Radio Frequency Identifier):電波を利用した認識技術
- NFC(Near Field Communication):近距離無線通信技術
- API(Application Programming Interface):システム間の連携を実現するための仕組み
これらの用語を理解しておくと、POSレジの機能や仕組みがよりよく理解できるでしょう。
後書き:店舗経営の成功につなげる
POSレジは、販売業務の効率化と経営の可視化に大きく貢献するツールです。本記事では、POSレジの基本情報から選び方、価格、導入時の注意点まで幅広く解説しました。
POSレジの導入は、初期投資や運用コストが必要ですが、長期的な視点で見れば、業務効率化や売上アップによる投資対効果が期待できます。
自社に最適なPOSレジを選ぶには、業態やニーズに合った機能を備えているか、コストパフォーマンスが高いか、サポート体制が充実しているかなどを総合的に判断することが重要です。また、導入後も定期的なメンテナンスとトレーニングを行い、システムを最新の状態に保つ必要があります。
店舗経営者の皆様には、本記事を参考に、POSレジ導入の検討を進めていただければ幸いです。業務の効率化と売上アップを実現し、店舗経営の成功につなげていきましょう。
関連記事:POSレジのシェア率からわかる業界動向とトレンド